頑固で意地っ張りの君だけど…

私には二人の娘がいますが、おなじDNAから生まれたのかと思うくらい性格が違います。
中2の長女は血液型がA型のクセにマイペースで几帳面さに欠けます。
そして、流行にまったくなびかないタイプ。
小2の次女はB型らしいお調子者で、流行りキャラクターが大好き。
でも、姉よりもしっかりしているところもあり、
学校行事の予定などはカミさんよりも本人に聞いた方が間違いなかったりします。
しかし、この次女、かなりの頑固者。
自分の意見は絶対に曲げなくて、カミさんが怒っても頑として聞き入れない。
先日、こんなことがありました。

朝ごはんのとき、味噌汁の具が気に入らなくて食べたくないと言いだしました。
「お姉ちゃん、食べて!」「いらないよ、あんたのでしょ!」
姉妹で言い合いになり、次女は姉に味噌汁のお椀を乱暴に押し付けようとして
こぼしてしまいました。
それまで黙って見ていたカミさんは叱りつけましたが、次女は
「だってお姉ちゃんが言うこと聞かないからこぼしたんだ」
そう言って謝りません。
何度か押し問答のようなやりとりが繰り返されましたが、
カミさんはとうとうブチ切れて、
「そんなこと言うならオマエは朝メシ抜きだッ!!」と
皿を片づけてしまいました。
すると次女は、プンとして子供部屋に飛び込んだかと思うと、
なんと一言もしゃべらずランドセルを担いで家を出て行ってしまいました。
いやぁ〜、ここまで頑固者とは…夫婦で顔を見合わせてしまいました。

夕方、いつもより遅い時間に帰ってきた次女は、朝のことをまだ根に持っているのか
一言もしゃべりません。
カミさんの爆発しそうな気配を感じて、私が彼女と話すことにしました。
「お母さんに謝れよ」
「お母さんには謝らない」
「でも、せっかくお母さんが作ってくれたものをあんな粗末にしたら、
 お母さんだって悲しいと思わない?
 おまえが作った料理を、パパがまずいから食べないっていったら嫌だろ?」
「…いやだ」
「ほらな、お母さんの気持ちがわかるだろ?」
「わかるけど…謝りたくない」

どれだけ説得しても謝らないという次女に、さすがの私も匙をなげました。
彼女はしばらくテーブルに突っ伏していましたが、そのうち部屋からお絵かき帳と色鉛筆を
持ち出してきました。
ははぁ〜ん、退屈だからお絵描きか。こりゃ、徹底抗戦の構えだなぁ…
私は娘の頑固さに苦笑いするしかありません。
ところが、次女は絵を描き終えると、それをなぜか小さく折りたたみ、
押し黙ったまま私に手渡して子供部屋へ去って行きました。

紙を見ると「パパとお母さんへ。お母さんはこんな文でゆるさないとおもうけど。」と書いてあり、
クマさんが“ゴメンね”と謝っているシールが貼られています。
開いて中をみると、家族全員が笑っており、楽しそうに手をつないている絵が描いてありました。
…ムムム、なんて味なマネをするんだよ。
カミさんに見せると、
「謝るのがバツが悪いからこんなことするのよ」
と言いながらも、憤怒の炎はたちまち鎮火です。

その後、カミさんと仲直りした次女は
「サウンド・オブ・ミュージック」が観たいと言い出して、
夕食後は家族そろってのDVD上映会となりました。
この映画は家族の全員が大好きで、何度も繰り返し見ている
わが家の団欒のシンボルのようなものです。
それを観たいだなんて…
やっぱり淋しかったんですね。
正直、そこまで思い至らなかった。
頑固で意地っ張りだけど愛情深い愛娘です。

ナルちんへ
出来れば、もっと素直に自分の気持ちを言えるようになってください。
でも、それを超えるあなたの知恵にパパは感動しました。
勉強が嫌いなくせに
その“生きる力”はどこから湧いてくるでしょう?
意志が強く知恵と愛情が豊かなあなたを、パパはたのもしく思います!
あぁ、おまえってオモロイなぁ。

おめでとうございます

年を越してから朝夕の冷え込みも厳しさを増してきましたね。
寒さに負けず、今年も元気よく、笑顔でやっていきましょう!

お正月は、例年ならば大阪の実家に帰るのですが、今年は
長女の塾があって十分な日程が取れないので東京で過ごしました。
久しぶりにゆったりと過ごそうと考えていたのですが、
両国の江戸東京博物館へいったり、近所の家族と餅つきをしたり、
それなりにバタバタと過ごしてしまいました。
海外旅行に行くなど華やかな正月とは程遠く、日常の延長でしたが、、
何事もなく淡々と過ごせるありがたみを感じます。

こんな気持ちになれたのは、
震災を始めとする昨年起きたさまざまな出来事のおかげかもしれません。
2011年は人々の意識を変えたという意味でも大きな時代の転換点だったように思います。
2012年は、日本だけでなく世界中がますます不安定な状態になりそうです。
たぶん、これまでの価値が大きく揺さぶられるような出来事が沢山起きるでしょう。
それに怯えて不安ととらえるか、時代の大きな胎動ととらえるかで、
一年を過ごす心持が違います。
笑顔を忘れずに、身近な物事に感謝して、
毎日を送りたいと思います。
今年もよろしくお願いします。

今年もありがとうございました

今年もありがとうございました。
重大事件や大惨事が重なる一年でしたが、反面、それを切っ掛けに
大勢の人たちの意識が変化した一年でもありました。
時代は大きく動いています。
来年はどんな年になるやら…
ちなみに来年は私は年男です。

年内の営業は29日まで。
新年は5日からオープンです。
皆さま、よいお歳をお迎えください。。。

ツバメ号とアマゾン号

毎月一回、研修会で王子にある母校へ行くのですが、
空いた時間にはいつも古本屋へ立ち寄ります。
そこで適当な本を見繕って下の娘に買ってやるのが決まりなのですが、
今回見つけたのがアーサー・ランサムが書いた「ツバメ号とアマゾン号」。
岩波世界児童文学全集の第29巻で結構な厚みです。
娘が読むにはまだ難しいのですが、つい買ってしまいました。
娘というよりも私が読むためです。

ウチの隣の家族はキャンプ仲間なのですが、
そのダンナが小さなモーターボートを持っていて、船名が「ツバメ号」といいます。
なぜそんな名前を付けたかというと、
別にアーサー・ランサムのファンというわけでなく、
映画「彼女が水着に着替えたら」にツバメ号とアマゾン号いうボートが登場するらしく、
そこからつけたとのこと。
つまり、ランサムからの孫引きの船名なのです。
そんなこともあり、ずっと気になっていた児童文学なのでした。

まあ、児童文学ですから大人の私が読むにはつまらないだろうなと思いながら、
軽い好奇心で手に取ったのですが、どんどん深みにはまってしまいました。
物語は、4人の兄妹が湖の無人島で過ごす夏休みを描いたものです。
ドラマチックな出来事が起きるわけではありません。
兄妹たちは小さな帆船で無人島に上陸し子供だけでキャンプするですが、
想像力で「船乗り」「探険隊」になりきって真剣に“ごっこ”遊びを繰り広げます。
空想に浸りながらも、船を操って釣りに出たり、釣った魚を自分たちで料理したり、
たくましく自然の中を生活します。
子どもの頃は、オレもこうやって想像力をフル稼働させて毎日遊んでいたんだよなぁ、
忘れ去った童心が呼び起こされた感じです。
(ゲームなど無い時代でしたが、今より豊かだったかもしれませんね。
 今の子供たちがこれほどの想像力を使って遊ぶことがあるのでしょうか?)

その上、帆船やキャンプの描写がとても詳しくて、
それがアウトドア好きにはたまらない魅力です。
寒くてキャンプに行けないこの季節、この本でインドア・アウトドアするのも
おススメです。
続編の「ツバメの谷」も読まなくっちゃ!


友ちゃん、この本貸してあげるから読んでごらん。
あんた、絶対好きだよ!!

父と娘と合気道

 不肖ながら私、47歳にして今月から合気道を始めました。
以前から娘がお世話になっていた加藤久雅先生の門を叩きました。
加藤先生については以前、「ビーサンウォーキング」のタイトルでブログに書きましたが、
富良野塾出身の俳優さんです。合気道四段、身体論に造詣が深く、
自身でオリジナルのストレッチ法を編み出している達人です。
 我が娘は別の某有名道場で小学生の6年間合気道を習い
初段を取りましたが、形ばかりで人を投げることはできませんでした。
それが加藤先生に2,3度教えてもらっただけで見違えるよう変化したので、
私はとても信頼をしています。
その2,3度で腕前を上げた我が娘は私を投げ飛ばし、
私は当院のオープンひと月前だというのに
足の指を骨折したほどですから…とほほ。

 中学二年となった娘は、最近は合気道に飽きてしまい
稽古に行きたがらなくなってしまいました。
カミさんが怒ったり、なだめすかしたりして無理やり連れて行くような有様です。
それが、私が稽古に参加するようになって少し様子が違ってきました。
口では「行きたくない」などと相変わらずですが、
ふてくされた態度がなくなり素直に稽古に行くようになりました。
また家の中でも、態度がギスギスと反抗的だったのが
やはり素直になってきたのです。
まったく思いもよらなかった反応。。。

 娘が中学生になってからは、以前とは違い一緒に遊ぶことも少なくなりました。
女の子の場合、成長と共に父と娘が共有できる世界がどんどんと狭くなります。
そんなことを娘なりに感じて、少し寂しかったのかもしれません。
距離が離れがちな私と娘に、
合気道は思わぬ収穫を与えてくれました。


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